令和6年度の概要
令和6年度は、秋田県能代市、福島県南相馬市、千葉県市原市、長野県南箕輪村、三重県大台町、島根県出雲市、長崎県佐世保市の7市町村と連携し、各地の実情に応じた森林保全活動を実施しました。また、こうした森づくりの結果として生じるCO2吸収量を活用して、廃油リサイクル事業において排出されるCO2のオフセットにも取り組んでいます。
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長野県南箕輪村

南箕輪村は、西に中央アルプス連峰の経ヶ岳・駒ケ岳、東に南アルプス連峰の仙丈ケ岳・東駒ケ岳を望み、伊那谷の中で最も広い平地の中心に位置しています。村の面積は40.99㎢ですが、そのほぼ半分は飛び地の山林であり、日本200名山に選ばれた経ヶ岳を有しています。
緑濃い田園と畑作地帯が広がり、緑豊かな自然環境と暮らしやすい気候風土のもと、農・工・商・住宅地が調和のとれた発展を続けています。また、村内には保育園、小学校、中学校、高等学校、短期大学校、国立の信州大学までの教育機関があり、全国的に見ても際立って充実しており、非常に恵まれた環境となっています。
村は、明治8年に誕生し、その後の150年間は合併や分離が一度もなく、平成の大合併時にも自立の道を選択し、令和7年2月18日に村政150周年を迎えます。南箕輪村の西部に位置する大芝高原は、100年以上前から先人たちが後世のために森を育て、守ってきた大切な場所であり、現在では全国屈指のアカマツの平地林となっています。村政150周年のキャッチフレーズである「150年の人と木 未来へつなぐ幸せなひととき」には育てた木を大切に使い、人と人とが手を取り合ってこれから先の未来も豊かに、そして幸せなひとときを生み出せるようにとの願いが込められています。50年後、南箕輪村が200周年を迎える時も住民の皆さんが幸せでいられる南箕輪村であるように、「人と人」、「人と自然」がつながる村を目指していきます。
三重県大台町

大台町は、三重県の中南勢部に位置し、町内全域が『大台ヶ原・大峯山・大杉谷ユネスコエコパーク』に登録された自然豊かな町です。面積は362.86km2と三重県内の町では最大で、森林が占める割合も93%と県内一です。気候は、南海型気候区に属し比較的温暖で、年間降水量は3,687㎜(過去10年間平均)で、上流域では年間5,000㎜に達することもあり、日本でも有数の多雨地帯です。
町の中央を流れる一級河川宮川は、日出ヶ岳を有する大台ケ原を源とし、その源流部は『吉野熊野国立公園』に指定され、『大杉谷』は国の天然保護区域でもあり、西の黒部、近畿の秘境とも呼ばれ、黒部峡谷とともに日本三大渓谷、日本の秘境百選の一つに数えられています。古くは伊勢神宮の式年遷宮用木材を切り出す「御杣山(みそまやま)」として、宮川を利用し木材を伊勢へ流送していました。
組織的な森林開発が進んだこの地域も、近年は木材需要の低迷、過疎化や高齢化が進み、未整備森林の増加や林業従事者の減少が課題となっています。これまで受け継がれてきた資源や技術と併せて、新しい発想と技術、創意工夫により、豊かな資源を活用し、次なる世代へ幸せな暮らしを引き継ぎ、『ユネスコエコパークのまち大台町』にふさわしい豊かな自然を守りながら、「住んでよかった」「ずっと住み続けたい」と思える、自然と人が共生する持続可能なまちづくりに取り組んでいます。
島根県出雲市

出雲市は島根県の東部に位置し、島根半島、中央部は出雲平野、南部は中国山地で構成されています。東西約30㎞ 南北約39㎞の範囲に広がり、面積は624.32K㎡であり、海、山、平野、川、湖と多彩な地勢を有しています。
「神話の国 出雲」として全国に知られるとともに、出雲大社、荒神谷遺跡、西谷墳墓群などの歴史、文化遺産と、日本海、宍道湖、斐伊川などの豊かな自然に恵まれた地域です。また、斐伊川と神戸川に育まれた豊かな出雲平野が広がる農業生産力の高い地域であり、商業集積も進み、各産業が調和した地域です。同時に出雲縁結び空港、河下港、山陰自動車道と環日本海交流の機能も担える交通拠点でもあります。
本市の面積の約6割は森林が占めており、黒松を配した屋敷森である「築地松」が織りなす散居景観等は、出雲地方独特の景観を形作っています。また、海岸線等には、出雲神話の舞台となった「稲佐の浜」や「日御碕」の名で親しまれる夕日の絶景地もあり、「日が沈む聖地」として日本遺産にも認定されています。このような豊かな自然や文化を活かし、誰もが笑顔になれるまちを掲げてまちづくりを進めています。
長崎県佐世保市

本市は、長崎県北部のほぼ中央に位置し、面積426㎢で東は国見山系を境にして佐賀県及び東彼杵郡波佐見町、北は松浦市、平戸市に接し、南は弘法岳山系を境にして川棚町と接しています。中央部には烏帽子岳、弓張岳、隠居岳などがあり、その流域にはダムも多数存在しており、西部には九十九島も控え、西海国立公園の名所として名高い景勝地となっています。
本市の地理的歴史的特徴として、国内有数の良港である佐世保湾を中心として古くから造船や軍港の町として栄えており、現在も自衛隊の基地や米軍の基地があることから、多くの自衛隊及び米軍関係者の方々が来市されています。さらに近年はクルーズ船の寄港誘致も積極的に実施しており、毎年多くの海外の観光客の皆様方が来市されています。
反面、本市の人口は平成の大合併で一時は26万人を突破しましたが、それ以降減少を続けており、「人口減少対策」が最重要課題となっていることから、対策として子育て支援・教育を重点的に取り組む必要があります。 また、文化・スポーツの力で自由で心豊かな市民生活の実現を目指す「文化スポーツの政策」やまちの魅力を高め、若者の定着、定住人口の増加を図る「魅力ある持続可能な地域づくり」を新たな取組として位置づけ、様々な政策・施策に取り組んでいるところです。
これらの政策・施策の実施とともに、本市が持つ多様な地域資源を活用し、地域への誇りと愛着の醸成や、市の魅力度・認知度向上等を図ることで、市民の皆様からは「住み続けたい」、市外の皆様からは「住んでみたい」「訪れてみたい」と感じてもらえるような「選ばれるまちSASEBO」の実現を目指してまいります。
秋田県能代市

本市は秋田県の北西部に位置し、北に白神山地、東に奥羽山脈があり、市の中央を米代川が流れ日本海に注いでいます。平成18年3月に、旧能代市と旧二ツ井町の合併により誕生した人口約5万人の市です。東西約30km、南北約35km、総面積は427k㎡で、秋田県の面積の3.7%を占めています。
豊かな自然に恵まれ、日本海に面する海岸一帯には、面積約760haの海岸砂防林「風の松原」があり、生活環境を保全し、市民からも親しまれる憩いの場となっています。また、日本一高い天然秋田杉を含む仁鮒水沢スギ希少個体群保護林などもあります。また、米代川流域は、古くから天然秋田杉の産地として知られており、木材の加工事業者の数や加工技術の高さから、かつて「東洋一の木都」と呼ばれ、古くから林業・木材産業と共に発展してきた地域です。その歴史は今も根付いており、基幹産業の一つとしての木材産業や木材に関する施設・機関等も多くあります。
市の将来像に掲げている「“わ”のまち能代」には、人と人との“和”、地域資源で活力を生む“環”、未来へつなぐ安心の“輪”、これらの思いを込めています。また、まちづくりの基本理念に「幸福共創」を掲げています。この「幸福共創」という言葉には、“こころ”“からだ”“もの”の3つの豊かさを実感できるふるさと能代を、市民の皆様とともに目指していきたいという思いが込められています。
千葉県市原市

市原市は、千葉県のほぼ中央に位置し、都心から50km圏内、東京駅、羽田・成田両空港まで約60分という立地にあります。県内では最も広い市域を有し、エリアによって見せる表情が異なるのが魅力の一つです。市北部には石油化学工業をはじめとする大手企業が多数進出し、コンビナート群が形成・発展しました。このコンビナート群は「工場夜景」を楽しめる観光資源にもなっています。市南部は養老渓谷に代表される水と緑豊かな里山の風景が広がり、この里山を背景に小湊鐵道が走る姿は多くの人々を惹きつけています。
さらに2020年1月、養老川流域田淵の地層が地磁気逆転現象を最もよく観察できる場所として、国際的な基準地として認定されたことで、約77万年前から始まる時代名「チバニアン」が誕生し、注目を集めています。また市原市は、歴史遺産も豊富で、市原歴史博物館では、展示や体験を通して地域の歴史や文化を学ぶことができます。
市内には多くの公園やレクリエーション施設があり、家族連れや観光客にとっても魅力的なスポットが点在し、自然と都市が調和した魅力的な地域であり、訪れる人々に多様な体験を提供しています。また、四季折々の自然を楽しむことができる場所でもあり、春には桜が咲き誇り、秋には紅葉が美しい風景を見せます。市内のイベントも多彩で、地域の祭りや文化イベントが年間を通じて開催され、地元の人々や観光客を楽しませています。
福島県南相馬市

南相馬市は、福島県浜通り地方の北部に位置し、温暖な気候と山・川・海の豊かな自然に恵まれたまちです。平成18年1月、1市2町の合併により誕生し、面積398.58平方キロメートルに約59,000人(令和2年国勢調査結果)が暮らしています。
毎年5月には、一千有余年の歴史と伝統を誇る祭「相馬野馬追」の舞台となります。国の重要無形民俗文化財に指定されるこの祭は、平将門が下総国(千葉県北西部)に野馬を放ち、敵兵に見立てて軍事訓練を行ったのが始まりと伝えられています。甲冑に身を固めた約400騎もの騎馬武者が一堂に集結する様は、まさに現代に甦る戦国絵巻そのものです。また、一年を通じてサーフィンに適した波に恵まれた海岸は、日本有数のサーフスポットとして知られています。全日本サーフィン選手権大会や世界プロサーフィン大会などの開催地にも選ばれ、多くのサーファーに親しまれています。
14年前、当市は東日本大震災と原発事故により大きな被害を受けました。その後も相次ぐ自然災害やコロナ禍など様々な困難に見舞われましたが、そのたびに寄せられた多くのご支援により復興に向けた歩みを一歩ずつ進めています。そうした中、未来のまちの姿として目標に掲げているのが、「100年のまちづくり~家族や友人とともに暮らすまち~」です。子や孫たちが故郷に誇りを持ち、この地で何代も営みが続く、そんなまちづくりに取り組んでいます。
木幡興業株式会社(企業サイトへ)
所在地 | 〒341-0018 埼玉県三郷市早稲田2丁目13-3 |
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創立 | 1981年(昭和56年)11月17日 |
TEL/FAX | TEL:048-958-1200 FAX:048-958-1119 |
主な事業内容 |
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その他 (取得認証など) |
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株式会社TOAシブル(企業サイトへ)
所在地 | 〒276-0022 千葉県八千代市上高野1728-5 |
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創立 | 昭和25年3月 |
TEL/FAX | TEL:047-485-7160 FAX:047-485-7314 |
主な事業内容 |
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その他 (取得認証など) |
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プロジェクトご賛同企業のご紹介

株式会社太陽油化(企業サイトへ)
所在地 | 東京都板橋区三園2丁目12番地2 |
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創立 | 1963年(昭和38年)7月31日 |
TEL/FAX | TEL:03-3938-0022 FAX:03-3938-0078 |
主な事業内容 |
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その他 (取得認証など) |
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プロジェクトご賛同企業のご紹介
株式会社豊商会/ 株式会社ホンダカーズ中央神奈川/ 株式会社ホンダカーズ神奈川北/ ダイハツ東京販売株式会社/ 他、1社様

※平成27~28年度に北海道において先行的に実施した支援実績(石狩市、津別町、上士幌町、南富良野町)を含みます。
寄付企業について
令和6年度事業については、全国オイルリサイクル協同組合に加盟する15社が参画し、『全国オイルリサイクル協同組合 森とアースへのECO-プロジェクト推進チーム』としてプロジェクトの推進を図りました。寄付金を拠出した企業は本プロジェクト推進にかかりそれぞれお客様からの協賛をいただいており、延べ30社の皆様にご賛同いただいています。