身近な環境学習

オゾン層


オゾン層が破壊されると紫外線量が増加します。

オゾンとは、酸素原子3個からなる物質で、地表から10〜50キロメートル上空の成層圏に集まっています。この層をオゾン層と呼びます。オゾンは、非常に不安定な物質で、常に生成や分解を繰り返しています。この性質が有害な紫外線を吸収し、地球の生物を守っているのです。紫外線の中でもとくに強い害のあるUV-BのほとんどとUV−Cのすべてがオゾン層で吸収されるため、地球上の生物はあまりその影響を受けることはありませんでした。

しかし、フロンの登場で状況は変わりました。フロンとは20世紀に人類が発明した自然界には存在しない人工物質です。
フロンは、非常に分解しにくい物質で大気中に長期間とどまり、その一部がオゾンの集まる成層圏に到達します。成層圏に達したフロンは紫外線により分解され、塩素を発生させます。この塩素が触媒として存在することでたくさんのオゾンの分解を進めてしまうのです。

オゾンの分解・生成のバランスが崩れたことにより、オゾン層は減少しはじめました。その結果、地表に届く有害な紫外線の量が増えはじめたのです。

 
紫外線とは
太陽光は、波長によって、赤外線、可視光線(目に見える光)、紫外線に分けられます。この3種類の中で、波長が最も短いのが紫外線(UV)で、UVには、UV−A、UV−B、UV−Cの3つがあります。UV−Aは、人体や生態系にとって比較的害が少なく、ほとんど地表まで達します。UV−BとUV−Cは、有害で、UV−Bの一部は地表まで達します。UV−Cは、すべてオゾン層で吸収され地表にまでは届きません。

 

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